日本中医学会

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英国における中医法制化12年の歩み(2011.10.7)
中国が提起しているISO問題については,2つの見方があります。1つは,中国一国の経済的利権を確保するための利己主義的な手段というとらえ方です。もう1つは,世界的視野から,西洋医学と並ぶもう1つの世界主流医学としての伝統医学を,世界各国に普及し合法化させるための手段というとらえ方です。ここに紹介されている「英国における中医法制化12年の歩み」を読めば,中国人中医師および英国人たちが,英国においていかに多くの障壁を越えながら,英国の土壌に中医学を根付かせ,普及してきたか,かれらの悪戦苦闘の歴史をつぶさに見ることができます。いまそれぞれの国々でこのような活動が繰り広げられています。ISO問題は,いわば,そうした世界各国での伝統医学の国際化・合法化のための活動の一つの集約点と見ることもできます。
東洋学術出版社HPで全6回にわたって全文が翻訳掲載されています。 http://www.chuui.co.jp/cnews/002140.php#wrapper(東洋学術出版社HPより転載)

世界中連の李振吉秘書長がISO問題に関する重要論文を発表
「中医の国際標準化推進の三大要素—公益性・競争・共通性の追求」
2011年4月20日、「世界中連」秘書長李振吉氏がISO問題に関する重要論文を『中国中医薬報』に発表しました。李振吉氏は、現在の中国の中医国際化・標準化の実質的なリーダーです。
同論文は、ISOの性格と任務がポスト工業時代において、それ以前の工業品に対する独占的な利潤確保の手段から、健康・教育・娯楽など生活の質を向上させるための開かれた公益的性格へと変化することを述べて、これまでのISOの概念が大きく変ることを強調しています。また「中国は経済的な効果や利益を追求してはおらず、まして標準そのものは、直接経済的効果や利益を生むものではない」と宣言、中国が利権確保のためにISOを利己的に利用しているのではないことを強調しました。「伝統医学にISOはなじまない」とする日本からの疑問に対しては、「標準こそが人々と社会に幸福をもたらす」のであり、これこそ中国が国際社会に対して果たすべき責任・義務であると述べています。最後に、日本に対しては同じ土俵のうえで共同して貢献するのか、それとも別の道を歩むのかと、厳しい選択を迫っています。
http://www.chuui.co.jp/cnews/002113.php(東洋学術出版社HPより転載)

李振吉氏のISO関連記事
日本ではISO問題が大きな問題として活発に議論がされていますが、当の中国が何を考え、どうしようとしているのか、ほとんどわからないまま一方的に論じられている嫌いがあります。中国のISO問題のリーダーである「世界中連」秘書長の李振吉氏の論点は、中国の考え方を知るための重要な手がかりになります。東洋学術出版社のホームページで関連記事がいくつか翻訳紹介されているので、紹介します。
「国際標準が中医薬の国際発展の鍵を握る」
[前編]http://www.chuui.co.jp/cnews/002083.php
[後編]http://www.chuui.co.jp/cnews/002098.php
「国際標準システムの構築—中医薬、世界進出への道」
http://www.chuui.co.jp/cnews/002027.php