会頭 篠原 昭二
(九州看護福祉大学看護福祉学部 鍼灸スポーツ学科)
平成29年9月16日(土)、17日(日)の両日にわたって、標記学術総会が熊本県のくまもと森都心(しんとしん)プラザ(熊本駅から徒歩1分)において開催する予定です。
これまでの6回は、いずれも東京(船堀タワーホーホール)での開催でしたが、今回初めての地方開催であり、これまでにもまして、多くの参加者のご来熊を期待しています。
なお、大会テーマは、「日本における中医学の受容とその役割」とさせて頂きました。鍼灸の領域においては、国家試験制度が導入されてはや24回の国家試験を経験しました。このことは同時に、中医学理論導入の足跡でもあります。しかし、巷間で「中医鍼灸」を標榜する臨床家が増加していないのではないという報告もあります。すばらしい理論体系と歴史や実績を具有する中医学について、日本への導入、そしてどのように応用され、どんな貢献をしてきたのか等について討論できれば有り難いと考えています。
また、1日目の午前中は初学者のための中医学入門講座を企画しようと考えています。中医薬あるいは中医鍼灸について経験豊富な講師により、わかりやすく解説頂く予定です。
中医学はけして難しいものでは無く、少し視点を変えれば、すばらしい学理と術、そしてその効果を有する医療であることをご理解頂けるものと確信しています。
現在、多士済々の実行委員会のメンバーとともに、鋭意、企画会議を行い、本部の全面的なご支援を得て、有意義な学術総会の開催に向けて準備中です。企画が確定した段階でご紹介させて頂きますが、熊本での地方大会に是非ともご参加頂き、熊本の復興にご協力頂くとともに、活発な学術大会となるよう、ご支援・ご鞭撻を頂くことを心よりお願い申し上げます。
概要
[綜合テーマ] 日本における中医学の受容と役割 |
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会 頭 | 篠原 昭二(九州看護福祉大学教授) |
会 期 | 2017年 9月16日(土),17日(日) ※ 9月16日(土)に懇親会を行います。 |
会 場 |
くまもと森都心プラザ |
主な内容 (予定) |
○ 会頭講演 「中医と漢方、対話と展開」 加島雅之(熊本赤十字病院総合内科) 平馬直樹(日本中医学会会長 平馬医院院長) 木村豪雄(福岡桜十字病院漢方内科) 「日本における中医鍼灸の受容とその役割」 奥村裕一(北辰会・奥村一貫堂院長) 河原保裕(アコール鍼灸治療院院長) 鈴木琢也(有朋堂針灸治療院院長) 「穴位効能の意義と標準化」 渡邉大祐(小雀斎漢方針灸治療院院長) 兵頭 明(後藤学園中医学研究所所長) 井ノ上匠(中医臨床誌編集長) 「中医学からみる災害医療」 加島雅之(熊本赤十字病院総合内科) 木村朗子(ともともクリニック院長) 石川家明(友と共に学ぶ東西両医学研修の会(TOMOTOMO)代表) 「健康長寿: 中医学 vs 西洋医学」 酒谷 薫(日本大学工学部・電気電子工学科次世代工学技術研究センター) 関 隆志(東北大学CYRIC サイクロトロン核医学研究部) 戴 昭宇(香港浸会大学中医药学院) 和田 暁(国際中医薬膳管理師会) 王 暁明(平成帝京大学ヒューマンケア学部) 「経絡弁証に関する中国の現状について(仮題)」 趙 吉平(北京中医学大学東直門医院針灸科主任・針灸教育研究室主任) 「諸病源候論について」 牟田光一郎(泰泉堂牟田医院院長) 「伝統医療全体の目的は、体の歪みを正すことにある」 久光正太郎(久光クリニック院長) 「アトピーの治療について」 牧野健司(牧野けんじ皮ふ科医院院長) 「初学者のための中医入門講座1&2(仮題)」 兵頭 明(後藤学園中医学研究所所長) 河原保裕(アコール鍼灸治療院院長) 「実践!症例からみる弁証論治」 加島雅之(熊本赤十字病院総合内科) 第7回日本中医学会学術総会における下記講座が全日本鍼灸学会の認定指定講座に登録されました。 9月16日(土) 演 題1:「経絡弁証に関する中国の現状について」 講師氏名:趙吉平先生 講演時間:15時30~17時00 演 題2:「現代における経絡病証の概念-胃経を中心として-」 講師氏名:篠原昭二先生 講演時間:13時00~13時50 ポイント数:1点 https://ssl.jsam.jp/contents.php/040216SgdjSO/ |
参加費 |
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