日本中医薬学会

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中医総合診療研究会が再開します:11月24日(木)開催

2022.11.07 カテゴリー:中医総合診療研究会

中医総合診療研究会は、2022年1月27日に中国の中医薬大学の教科書『針灸臨床技能実訓』の輪読を終えてしばらく休会をしていましたが、この度11月から研究会の活動を再開いたします。

日時11月24日(木)20:00~21:30
場所ZOOMにてオンライン開催
受講料無料
申込み方法jtcmasogosinryo@gmail.com 宛に氏名・資格(医師・薬剤師・鍼灸師・その他、学生など)を記載の上、件名を「中医総合診療研究会 参加希望」としてメールをお送り下さい。

 

<概要>

毎年恒例の学術総会講演の復習から始めます。下記の2題を検討します。

1)高山真先生「新型コロナウイルス感染症の治療、臨床研究から得られたもの」
 担当:木村朗子
 学術発表の適時性・即応性は、社会への貢献度を考えたときに最も重要な要素のひとつであると考えます。高山先生のご発表は、その意味でも特に卓越していると感じています。COVID-19と日々戦う医療者へ情報を広く伝えるその素早さは研究者としての矜持を感じました。東洋医学とCOVID-19の戦いの評価を吟味され、さらに、今後医療者が進むべき理想の社会の仕組みや、今後の疫病との戦い方についても広い視野を与えてくださいます。次波の前に、今聞くべき発表です。

2)藤田康介先生「AIを活用した中医学診療と教育」
 担当:石川家明
 先見性のある故山本勝司先生は2つの予見を話した。ひとつは、中医学の今後の発展は、コロナウイルス感染症を契機にかつて『傷寒論』『温病学』を生んだような新しい感染症の総括が行われるであろうと。2つは、AIの発展が中医学に多大な影響を与えるであろうことの確信である。
 今回藤田先生が紹介した「AIシステム」の診断に至る仕組みや考え方をこの分野の苦手な方に解説したい。AIの行う患者から得られる臨床データの処理と、現行医学教育方法である「臨床推論」手法との類似性をふまえて、中医学教育を考える。

 

■今後の予定

基本は、毎月第4木曜日20:00-21:00(または21:30)の開催
12/22  景岳全書輪読シリーズ1「景岳全書の十問歌 ― 医療面接の原点を探る」:石川家明
1/26  景岳全書輪読シリーズ2「未定」:吉冨誠

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