日本中医薬学会

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第14回学術総会 会頭挨拶

2024.04.03 カテゴリー:最新の学術総会

ごあいさつ

 

第14回学術総会 会頭 加島 雅之
(熊本赤十字病院 総合内科)

この度、第14回日本中医薬学会学術総会の会頭を仰せつかりました加島です。
 第14回学術総会は2024年10月5日(土)、6日(日)の2日間にわたって、現地の熊本及びweb配信によるハイブリッド形式で開催する予定となりました。どのような参加形式も対応できるように準備する予定ですが、学会の良さは、様々な情報を一度に聴講できるだけではなく、討論や新たな人との交流も大きな魅力であると思います。新型コロナウイルス感染症による社会混乱も落ち着いてきており、是非、現地にお出でいただき、リアルの空気感を共有して頂ければ幸いです。
 さて、今回のテーマは『中医学の叡智で限界を突破する』と致しました。
 中医学を学ぶ意義は様々なものがあると思いますが、その根底にあるのは、2000年という長い時間、東アジア~東南アジアの広大な地域に受け継がれ発展してきた先人の文字通り血のにじむような努力の成果を応用して、西洋医学で解決できない問題に挑戦するということだと思います。
 現在、世界では、伝統的な中医学の方法論に基づくものは勿論、西洋医学との融合を図った中西結合や、様々な角度から周辺科学を応用した臨床や研究が発展してきています。こうした様々な方法論が、現在超えられない問題をどう解決していく糸口を見いだせるか、その成果と今後の方向性について、中国・台湾の専門家を迎え討論して頂きたいと考えております。また、日本の医療環境において、いわゆるコロナ後遺症などのように、西洋医学では解決できていない大きな問題に対して中医学がどのようにアプローチできるかも議論したいと考えております。
 今後、順次、具体的なプログラムの内容や演題の募集をお知らせさせて頂きます。
 皆さま、ふるってのご参加を心よりお待ち申し上げております。

プログラムの内容や演題募集等につきましては、順次お知らせさせて頂きます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。